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安藤は質問を続ける。





「考え事って･･･俺には言えないことな





のかな？」






「･･･別に言えないことではないけ





ど･･････。」






あたしはさっきからずっと見つめてく





る安藤から目をそらした。





「何かやましいことでもあるのか





な？」





「べ、別に無いわよ！そんなの！」






何であたしは焦ってるの？





安藤が近くにいると･･･心臓がドキドキ





して･･････






違う！！別に何でもない！





安藤が男だから緊張してるだけっ！！






意識なんか･･････してないんだから。






「じゃあ、どうして目をそらすの？」





安藤はさらに顔を近づけてくる。





安藤は実はすごくかっこいい。





女子にいつもモテモテだった。





こんな性格なのに･･････





今は安藤に構ってる暇はない。





だって、一ノ瀬君が･･････






「別になんでも無いってば！！」





あたしは安藤を押す。





けど･･･安藤はびくともしなかった。