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最初で最後の恋…

第4章 4

明希side




大丈夫なのか?どうしよう。俺のせいだ…




琉生の母さんがリビングに戻ってきた。




「大丈夫よ。落ち着いて寝たから」




安心した。でも…




「どうしたんですか?」




「ちょっと疲れてたり、ストレス溜まっているだけよ。」




「そうですか。」




「心配しないで。ほらっ、そんな顔しない!しぬわけじゃぁ…ないんだから」




一瞬、琉生の母さんの目が潤んだ気がした。




「明希君も寝なさい。」


俺は部屋に戻る前に琉生の部屋に行った。




「寝てるな…」




「…あ…きぃ…好き…」




寝言か?




好きって告白か?




「ずっ…と一緒に…いたい…死にたくな……」




今なんて?




そういえば、さっきなんか隠していたな。




机の引き出しを開けてみた。




「これ…」




薬?どこか病気なのか?




貧血もそのせいで、こんな痩せてるのもそのせいなのか…?




俺は部屋を出た。一睡も出来ずに、朝がきた。


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