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最初で最後の恋…

第7章 7

明希side

「眠ったか」

しゃべる相手いなくて暇だった。

琉生の頭を撫でながらぼーっとしてたら、突然シャッター音がした。

「なっ、北斗!!撮んなよ」

「いい夫婦だな」

「はぁ?夫婦じゃないし。それに…」

"俺の片思いかもしれない"

そう言いたかった。琉生は俺のことどう思っているのだろうか。

5年間側にずっといたから、近すぎて気持ちがわからなかった。

「北斗と瑠奈のほうが夫婦だろう!」

「そりゃあ、幾度も愛を育んでるしな(笑)」

はいはい、のろけはいいですから

やっぱり暇だった。

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