最初で最後の恋…
第2章 2
琉生side
「んっ…ここどこ?」
私は目覚めて、辺りを見回した。
「気がついたのね。朝倒れて、竜崎君が運んできてくれたのよ!」
そう言いながら、水をくれた。
今の時間は17時半。9時間も経ってる。
「もう、こんな時間なんだ…。帰らなきゃ‥」
「大丈夫?帰れる?」
「大丈夫です。ありがとうございました」
私は、保健室を出て鞄を取りに教室向かった。
教室に行くと、誰がいた。
「琉生!大丈夫か?」
明希だった。
明希を見た瞬間、涙が出てきた。
「なんで泣いてんだよ!」
心配そうに、明希は私の涙を拭う。
「だって…嬉しかったんだもん。明希に会えて」
明希は照れたように話を反らした。
「送っていくよ///」
私達は学校を出た。