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第7章 カガミが好き

「"カガミよカガミ…世界で1番美しいのは誰?"
…ってなんでうちがこんなこと鏡に聞かんといけないわけ!?」


「っだぁー!!ちょっと今いい感じだったのに!!!
葵!あんたいい加減思った事すぐ口に出すのやめなさい。先に進めないでしょ…」


文化祭で劇をやることとなったうちら生徒会は練習の真っ最中である。

題名は「白雪姫の夢の世界」
冒頭でお馴染みの"白雪姫"の話と"不思議の国のアリス"の話を合体させてコメディ風に仕上げた話。

暗い話が嫌いな今の生徒会らしい劇だと思う。


「あ!いいこと思い付きました!!」

そう言って目をキラキラさせているのは台本を書いた1年の会計の真琴である。


「いっそのこと魔女の性格と葵先輩の性格同じにしちゃいましょうよ
その方が面白そう!!」

「本当に体育館を笑い潰したいのね…」

真琴の意見に崩れ落ちたのは監督こと副会長の麗奈である。

「コメディ風なんでしょ?だったらうちと鏡が面白く言い合えばいいんじゃない?」

ね?っと鏡役の2年の書記の夏樹に言うと

「そうですよ!任せてください。必ず笑い潰して見せますから!!」
と麗奈に猛アピール

「…もはやただのコメディになっちゃう」
さらに沈んで行く麗奈。
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