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第4章 不思議なこと

「母さん…夏兄は?」

『何言ってるの?"夏輝"?』


「え…何言ってるの?僕は夏日だよ?夏兄じゃない……」


そう言った僕の顔が窓ガラスに映った。



……それは夏兄の顔だった。




『…事故の後遺症かしら?先生呼んでくるわね』


そう言って母さんは部屋から出ていった。


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