テキストサイズ

時空にラブをかけて。

第1章 prologue*




『人は嬉しいことよりも
   辛いことを覚えてますから』


動く箱の中のハゲのじじいは言う。

頭のてっぺんは寂しいが

このじじいの言うとうり。

辛い過去は一生その人につきまとう。



―――――ああ、また夏がくるな。


俺はやっぱり思い出す。


そんな俺をほっといてまた夏は過ぎていく。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ