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*記憶のカケラ*

第3章 *勇気*


サッカー部の部室で借りたユニホームを着てグランドにでる。

「やっ!遼急にわりぃな。今日もよろしく頼む!」

そういいながら俺の肩に手をおいてきたのは周太。
周太はサッカー部で部長をやっていたりする。

「まぁ周太の頼みじゃしょうがないからなぁ。やるんなら勝つぞ。」

と俺は笑う。周太もにやっとしたり顔をして

「おぅ!」

と応じる。そんなやり取りをしていると教室の窓からのぞいていたらしく上から亜梨紗と葵の声がした。

「遼!周太!頑張れっ!勝ってね。」

「負けたら許さんよー。」

そんな二人にひらひら手を振る。

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