*記憶のカケラ*
第2章 *日常*
―――中3の夏
~遼side~
ピピピピ....
遠くで目覚まし時計の音が鳴る。
それを手探りで捜し当てて止めるともう一度眠気にさそわれて布団に潜り込む。
しばらくしてバァンと大きな音がしたかと思うと体にドサっと重さがかかった。
「もう朝だよ!二度寝しないのっ!起きてっ!!」
そういって起こしてきたのは久園 亜梨紗(くおん ありさ)。
俺、高柳 遼(たかやなぎ りょう)の幼なじみである。
「今起きるとか無理…。あともうちょっとだけ…」
そういって亜梨紗がのったまま強引に寝返りをうつ。
寝返りをうったことでバランスを崩してベッドから落ちた亜梨紗は布団をバサっとめくった。
俺は肌寒さに目を覚ます。
~遼side~
ピピピピ....
遠くで目覚まし時計の音が鳴る。
それを手探りで捜し当てて止めるともう一度眠気にさそわれて布団に潜り込む。
しばらくしてバァンと大きな音がしたかと思うと体にドサっと重さがかかった。
「もう朝だよ!二度寝しないのっ!起きてっ!!」
そういって起こしてきたのは久園 亜梨紗(くおん ありさ)。
俺、高柳 遼(たかやなぎ りょう)の幼なじみである。
「今起きるとか無理…。あともうちょっとだけ…」
そういって亜梨紗がのったまま強引に寝返りをうつ。
寝返りをうったことでバランスを崩してベッドから落ちた亜梨紗は布団をバサっとめくった。
俺は肌寒さに目を覚ます。