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赤ずきん?

第12章 ルイの情事

『あぁ、そうだ』


ルイはポケットから布を取り出しました


『ねぇ、これで目隠ししてよ』


『あ…あたしが?』


『君以外、誰が目隠しするの?オレがするとでも思う?』


冷たい目線を投げられ、恐る恐る自分で目隠ししました


何をされるのかと待っていると


ルイは女の子の両腕を縛ると、木の一番低い枝に結びつけます
女の子は膝をついた状態で木に拘束されました


『ルイ君………何をするの?』


『オレ、ちょっと用事あるから、そのまま待ってて』


そう言ったままルイはその場を立ち去りました


『いや…置いてかないでぇ……』


ルイからは何も返ってきません
誰かに見られるかもしれない状況で女の子は恐怖とそれに勝る快感を感じていました



『…ル…ルイ君?本当に行っちゃったの?』


カサカサカサ


木の葉が揺れる音しかせず、目隠しされた女の子はルイがいないことを実感します


ガサガサ


『えっ?』

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