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白衣のお兄ちゃん

第4章 みないで。


助けて神様。

大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫

私は頭の中で連呼した。

お兄ちゃんは、表情ひとつ変えないでこっちにきた。

看護師さんはどっかへ行ってしまった。

お兄ちゃんと2人きり。

全身から湯気が出てるんじゃないかとおもうほど暑かった。

「ゆり、よく来れたね。みせるのとか恥ずかしいかもしれないけど、大丈夫だからリラックスしててね。」

返事ができない。

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