
砂糖漬けな関係。
第2章 悪魔のような天使
彼はすべての服を脱いで、産まれたままの姿になった。
ーーードキッ
その引き締まった体に、胸がときめく。
そして秋斗は小さい引き出しから、コンドームを取り出した。
「ちょっと待って。」
すると彼は後ろを向いて、それをつけ始めた。
「いいよ、しなくて。」
「えっ!?」
彼は驚いて振り返った。
「私、生理不順でピル飲んでるの。」
私は高校生のときから、ピルを飲んでいた。
理由は言ったとおり生理不順もあるけど生理痛が重くて、動けなくなってしまうほどだったから。
「わかった。」
秋斗は再び詩保にキスをした。さっきのような、深いものではなくてチュっと触れるだけのキス。
そして熱く昂ぶったそれを、詩保の塗れたそこにあてがう。
「ん!」
詩保は小さく声を上げた。
指とは違うその感覚・・・気持ちよさよりも、痛みのが強い。
「大丈夫?・・やめよっか?今ならまだ・・」
「やめないで。」
私は彼の言葉を遮った。
(彼のすべてを感じたい。)
私の頭にはそれしかなかった。
「っ・・そんな顔されたら、もう止まんねぇから・・」
私を見つめる彼の目は、熱を帯びて欲情した瞳。
「お願い・・・続けて?」
私は彼の両頬に手を伸ばした。
「っ・・」
彼は一瞬にして顔を赤く染めた。
