
砂糖漬けな関係。
第4章 暗闇の足音
『秋斗が好きっていってくれないなら、私もう死ぬから!!』
彼女は、セーラー服の袖口をまくってカッターナイフをその傷だらけの腕に近づける。
『咲枝!!やめろ!!!』
俺は大きな声で叫んだ。
『いやっ!秋斗に愛されない私なんて要らない!!』
ーーその刹那。
『おい!咲っ・・・・!!』
大量の血。白いタイルの床が、みるみるうちに、赤く染まる。
『っう!!ぁあああああああ!!』
痛みと夥しい量の血に、絶叫する咲枝。
俺は、何も出来ずにただ呆然と立ち尽くす。
赤に染まる、白い床を見つめながら・・・。
ーーーバサッ
勢いよく起き上がる。
「また、この夢か・・・」
時刻はまだ朝の4時。悪夢にうなされて、覚めてしまった目を擦った。
高校時代のトラウマ。あれ以来、血を見るのがダメになってしまった。
