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不思議の店の迷い姫

第1章 #1†不可解な出来事†

8月の日の昼下がり、私(星乃(ホシノ 璃琉歌(リルカ)は親友(片峰(カタミネ 癒李亜(ユリア)と一緒に、あるアンティークショップを訪れていた…。

 璃「わぁあ~…っ///」
沢山の数のアンティーク達を目の前にして、私は目を輝かせる。

 癒「璃琉歌!こっちに綺麗なランプがあるよ♪」 璃「嘘?!何処何処!?」

そんな風にはしゃいでいると、ふと、私の視界に"ひとつの鏡"が飛び込んできた。

 璃「あれ?この鏡…」
その鏡は、金色の縁にハートと翼が彫刻されたとても綺麗なものだった。
つい見惚れていると、突然、頭の中に誰かの声がよぎった。

 璃「えっ…?」
驚いて後ろをみれども、誰もいない。


怪しい人影は勿論、人っ子一人…。
"居なかったのだ"。

 璃「癒李亜…?」
親友の名を呼んでみるが、返ってくる筈もない。

そこには、自分以外存在して居なかったのだから。

そして、段々怖くなって来た私は、慌てて店を出るべく駆け出した。

<<カラン♪>>

息を整えながら私は、ゆっくり…目を開いた。

そこには、いつもの私の日常の世界が…‥


見える…"ハズだった"。
"ハズだった"?

そう…そこは元の世界と違う、緑包まれた"森林"だったのだ。

<続く>

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