どうして?僕が攻めじゃ不満なの?
第7章 形勢逆転!!にはなりませんでした、普通に。
「はぁッ…んぁッ」
僕が達した後も、動き続けるバイブ。
駄目だ…こんなんじゃ…僕、誰も抱けない。
何よりも、自分自身が射れて欲しいと願ってしまっている。
こんなんじゃ…我慢できないよぉっ
「あふッ…」
バイブは大分奥まった所まで行って、僕を攻め立てる。
「ふひぃッ」
きっと僕は今、悲惨な状態であろう。
腰を高く突き上げて、顔はベッドにひれ伏して、口からはよだれを垂らし、目は虚ろで焦点が合わない、指先は自分を快感に導くために乳首をコリコリとこねり、自身をする。
そんな僕を、歩くんは見ていた。
…見てる…見てる…
見られてる…
それが快感に直結しているかのように、僕を見ている歩くんを見ると気持ちが良くてたまらない。
「はッ…ひぐッんんッ」
腰を二度と揺らすと、僕は自身から白濁を放ち達した。
あぁ…駄目…足りない…
僕は、焦点の合わない目で歩くんを見る。
歩くん…、誰かと話してる?
歩くんは、携帯を取り出して電話をしていた。
でも、それにも関係なく、腰をなるべく高く上げて、重力で奥に入ったバイブを締め付ける。
電話、終わったのかな?
歩くんは、近くにあった椅子に座りまた、僕を鑑賞し始める。
「あぁッ…ふぇッぁ」
ダラダラととめどなく流れる液体は、ベッドの上に水溜まりを描くようにどんどん溜まっていく。
「はぁんッあッはひッ」
僕は、もう少し刺激が欲しいと思い、指を穴の中に射れて丁度前立腺を擦っているバイブを指でおす。
「ひぃんッ」
一本じゃ足りない…もっと…もっと太くしたい…太いの射れたいのぉッ…
指を三本一気に射れる。
「はひッ…んあぁッ!!」
三本の指が、内壁を擦って入ってくる。
イい…イい…イいイいぃッ
駄目っ駄目っ…もっと…もっと…グチャグチャにしてぇッ
三本の指を、激しく抜き差しし始める。
バラバラに動かして違う快感をもたらしてみたり、三本一気で突いて内壁を擦ったり。
「あッはぁッぅんッ」
乳首を引っ張る。
「あひッ」
指は動かしたまま。
駄目…指じゃ駄目!!
「穂浪、実はこんなものがあるんだけど。」
そう言って歩くんがポイッと僕に投げてきたのは、男性器の形状をしたものが二本渡された。