
だいすきな唄
第2章 君の声
とたんに、元気な声が部屋に響く
「ハルーっ!最近どぉ??」
愛華はわたしの幼馴染み
中学のときは、いつもいっしょにいて
いわゆる大親友だった
趣味もかなりあっててあの頃はもう、ほんと
ずーっと語ってた!
高校は別々になって
最近はなかなか遊ぶ機会がなくなっていた
「電話くれて嬉しいよーーっっ
あたしはー、まあ...ぼちぼちかな、笑
愛華のほーこそどーなんよー!」
青春してんのかー?とか、
同じクラスの榎本がどうとか、
また、あのときみたいにくだらない話をいっぱいした
