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オリオン座

第1章 オリオン座

私が、星座に興味をもったのは、小学二年生のころ…。


嫌いになったのも二年生のころ。

嫌いになった理由は、今は、他人となったお父さんのせいなのだ。好きになった理由は、そのお父さんのおかげ…。


好きになった日も嫌いになった日のこともちゃんと覚えてる。
優しかった父は、誰からも人気が、あって、周りの人達からの評判も良かった。私は、そんな父が、大好きだった。いつしか私は、父と一緒に星座をみるのが、日課になっていた。父が、嬉しそうに星座の話しをしている父が、一番大好きだったのだ。父が、特に好きだった星座は、オリオン座。もちろん私も父の好きなオリオン座が、大好きだった。二年生の夏休みの時だ、急に父が、女を家に連れ込むようになったのだ。それが、母のいない日に連れ込むのだ。私は、幼かったので、気づかなかったのだが、あの女は、父の浮気相手だったのだとこの年になって気づいたのだ。

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