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第6章 集団行動☆

『お前、本気で殺すぞ☆』

可愛くいっても、効果はありませんよ…沖田仁那君。

「あの…すみませんでした。何のようですか?」

『あれ?見えてるの?ってことは、クズはコンタクトにしたのかな?』

「うわぁ…この人綺麗に流したよ…」

『まぁ、どうでもいいや。行くぞ。』

「はぁ?どこにって、うわぁあっ」

私の腕を掴み何も言わず沖田仁那が歩き出す。

彼の長い足だからこその歩調は、私の短い足から作り出す歩調にまったく会わない。
づるづるひきづるように私は、沖田仁那の後を追う。

ルンちゃんに助けて貰おうと後ろを向くが、ルンちゃんは最後のお別れと言わんばかりにハンカチをヒラヒラなびかせる。

あぁ…私はいったいどうなるんだ

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