テキストサイズ

ΑΑΑ

第6章 集団行動☆


痛い…さっきから否、最初からだがつかまられている腕が痛い。
ダメだ。もう、我慢の限界…

「おい、沖田仁那!!痛い。離してくれ!!」

『無理』

即答でかえされた。

「けど、痛い!!離して!!」

『ちっ…』

舌打ちをもらう。私がしたいぐらいだ。
腕は、赤く手の形がついていた。痛いはずだ。
さすが、男子…。いや、こいつの場合殺し屋か…

『なぁ…、お前怖くないの?』

「はい…?」

なにいっているんだ。
コイツ…

『言ってるぞ。』

「うわぁ、言ってたの!!」

『で、怖くないの?』

「別に…」

彼は、何かいいかけていたが無言で歩き始めた。
何故か、また私の腕を掴んで。

その時の彼は、どこか嬉しく見えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ