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第7章 始まる☆


仁那が私の動脈めがけてサバイナルナイフを降りかざす。
私は反射的に後ろに飛びさがる…が、それを予期したように弥和が私を捕らえ、顔面めがけて脚をあげた…!!
だから、私は…

¨ザンッ¨

教室内に、赤い花が先乱れる。

『痛っ…』

弥和が脚を抱えうずくまっている。
その足には、赤い花弁がひらひらと落ち続ける。

弥和が脚をあげた瞬間、私はいつも隠し持っているサバイナルナイフを弥和の脚に斬りつけた。

初めて、人間の肉を斬った。手に持っているサバイナルナイフが凄く…重く感じた

「はぁ…大丈夫?いきなりだったから、思わず斬っちゃったよ。あと、短期すぎ…話は最後まで聴け。確かに、一緒に行動したくないって言おうとした…。けど、それは移動教室とご飯を一緒に行動したくないって言いたかったんだ。」

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