テキストサイズ

小さな秘密

第4章 小さなカップル

「え!やっぱり二人は付き合ってるんだぁ?」

「えぇ?なにそれ!誰がそんなこと言ったの?」


「みんな言ってるよ?二人が保健室から出てくるの見たって人もいるし」



「ち、違う!付き合ってないよ」


「じゃあ保健室で何してたの?」


「ナイショの事だよね?栞ちゃん!」


怜太が話しを割って入ってきた。

そして美羽の前で信じられない事を話しはじめた。


あの日保健の先生がいない事を知っていて、わざと水をかけて壱輝に助けさせた。と。

そして壱輝は私にした事すべてを怜太に話しちゃったって事も。


「栞、それ本当なの?本当なら怜太酷いよ!」


「俺は、大好きな栞にエッチな事したいって、壱輝が言うから協力しただけだよ」


「怜太アホか!なにもここで言わなくても!」


「だって栞が隠すの辛そうにしてるから」


そうだよ。
私も美羽みたいにエッチな事したんだよ?

付き合ってもないのに
壱輝とね。


「美羽引いちゃうでしょ?」


「そんな事ないよ?むしろ二人で大人になれた気分で嬉しい!」


美羽はそう言ってニッコリ笑っていた。

「ねぇ、この際二人も付き合っちゃえば?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ