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小さな秘密

第9章 忘れさせて…

月曜日の朝


学校に行く時は
近くにある公園で待ち合わせをして、壱輝と行っていた。


先に公園で待ってた壱輝が私を見つけ駆け寄ってきた。

「おっはよー」


「おはよぉ」



「あれー?なんか元気ない?」


「そんな事ないよ?」



「何かあったか?」


俯く私の頬っぺたを両手で包んで顔を持ち上げると、中央に寄せてきた。

そのせいで唇がタコみたいになる。


「ちゅうしたら元気になる?」


「ちゅう……?」


タコみたいに突き出た私の唇と壱輝の唇が触れる。


手に持っていた手提げ袋を地面に落とし、壱輝に思いっきり抱き着いた。

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