
逃亡少女と逃亡悪人
第2章 監禁
「お、お姉ちゃん?」
思わず声が震えてしまった。
目が覚めてすぐに視界に入った光景。
薄暗い六畳半くらいの狭い部屋。
そして壁沿いに倒れていた自分の反対にいた姉、春子。
それは思わず目を背けたくなるほどのものだった。
「ゆ、な」
自分と六歳離れた姉。
その身体に幾重にも巻き付けられた太い鎖。
鎖の先は部屋の隅に伸びるパイプのようなものに巻き付けられている。
「お姉ちゃん、お姉ちゃんっ!」
助けなくちゃ。
そう思って私は立ち上がろうとした。
しかし。
ガチャン。
金属的な音とともに身体が動かなくなった。
(鎖っ)
姉ほどではないとしても自分も拘束されていた。
これでは動けない。
「お姉ちゃん、大丈夫?!」
よく観察すると、姉の顔色は真っ青だった。
しかも着ているワンピースはずたずたに裂けている。
露になった美しい太ももには手形の痣。
誰がどうみても、乱暴された後だった。
思わず声が震えてしまった。
目が覚めてすぐに視界に入った光景。
薄暗い六畳半くらいの狭い部屋。
そして壁沿いに倒れていた自分の反対にいた姉、春子。
それは思わず目を背けたくなるほどのものだった。
「ゆ、な」
自分と六歳離れた姉。
その身体に幾重にも巻き付けられた太い鎖。
鎖の先は部屋の隅に伸びるパイプのようなものに巻き付けられている。
「お姉ちゃん、お姉ちゃんっ!」
助けなくちゃ。
そう思って私は立ち上がろうとした。
しかし。
ガチャン。
金属的な音とともに身体が動かなくなった。
(鎖っ)
姉ほどではないとしても自分も拘束されていた。
これでは動けない。
「お姉ちゃん、大丈夫?!」
よく観察すると、姉の顔色は真っ青だった。
しかも着ているワンピースはずたずたに裂けている。
露になった美しい太ももには手形の痣。
誰がどうみても、乱暴された後だった。
