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苦しいくらい恋をした。

第3章 クラス替えの嵐


…ん。誰かこっちみてる?
おれが振り向いた瞬間その子は
ぱっと後ろを向いた。

え…理恵?

肩まで伸ばした少し茶色ががった髪の毛、
そして…首のほくろ。
理恵とそっくりだった。

おれの声に振り返ったその子は理恵じゃなかったけど
なんだから理恵に似ていてすごく気になったんだ。

でも、その子から帰ってきた言葉は

「私は理恵じゃないので失礼します。」

…なんだか、ここでこのままいってほしくなかった。
だから…ついひきとめてしまった。

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