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チャラいギャルはどこまでも??

第3章 久々の集会




先輩のバイクに乗って
昔よく集会をしていた公園に行った。



ギュッと落ちないように
先輩の腰にしがみついているのが
何だか苦しかった。

背中に頬を当てると温かくて
信号で止まった時は
掴まっているあたしの手を重ねる。


つらいけど幸せな時間だった。


こんな最低な男、なんで好きになっちゃったんだろうって思った…






「おー、莉架!」


先輩のバイクから降りると
後ろから懐かしい声がした。




「大和先輩っ!!」


「ぅわっ、お前は犬か(笑)」



あたしの初恋の人、大和(ヤマト)先輩。


無造作にワックスで盛った黒髪。
横長のぱっちりした二重に
ブラウンのカラコン。

鼻が高くて顎もシュッとしている。

ルックスも完璧だけど
中身も大好きだった。


優しくて後輩の面倒見がよくて
とても好きだった先輩。




久しぶりに会ったから
抱きついてしまった。




「おいおい莉架、なーに俺以外の男に抱きついてんだよ」


…立蔵先輩、なに言ってんの



「は?…お前ら付き合ってんの?」


「おぉ、俺ら付き合っ」

「大和さん、早くあっち行きましょ!」


愁を避けるように、あたしは大和さんの背中を押してみんなの所に行った。


もう、先輩なんかやめた…
愁って呼ぶ。

もう会わないと思うけど。

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