チャラいギャルはどこまでも??
第4章 苦いビールは莉架の媚薬!?
いつの間にか深夜1時になってて
俺は莉架を離し、リビングを覗いた
「……愁」
ソファにふてぶてしく座り、
ビール片手に大和は俺を見た。
「ったく…ちゃんと捨てろよ」
「俺じゃねぇし…愁 潔癖症なんだよ」
「俺ん家なんですけど」
その辺に落ちているつまみの袋や
ビールの缶を拾っていると
「…お前、さ」
大和が声を掛けてきた。
「……莉架のこと好きなんだろ?」
暗い室内には
月のあかりしかなくて
大和の目は
蒼く、冷たい視線だった。