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えっちな仔猫

第7章 日常茶飯事 ~兄~

帰りの電車は空いていて
座れるから好き

バイト終わってからやし
満員の時間帯は外れるから


「ただいまー」

「おかえり、未唯。いつもこんな遅いんか?」


ん? 今の声は…

自室へ向かおうとした足を
リビングに向け直す


「お兄ちゃんっ!」

「おっと…、久しぶりやな」


勢い余って抱きついた

未唯にはお兄ちゃんがおる
でも仕事しとって
一人暮らしやから
家にはたまに帰ってくるくらい


「んで?いつもこの時間?」

「バイトしてからやしー…って、まだ22時やで?」


抱きしめてもらったまま
頭を撫でてもらい気分はルンルン

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