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愛のかけら

第3章 隣で愛して

私のトレードマークとも言えるカールしたツインテールその一房を撫でる手・・当然相模の手・・
「・・////なっなに?」
髪も結んでるのは相模・・だった・・

「ご自分でも上手に結べるようになられたんですね・・」
「当たり前でし」
ょっと言い切らないで相模に目が釘付けになる

・・だっ・・だって・・////
髪に口づけするように私を見てんだもん////はっはずかしぃ~し・・なっんっ・・どんな・・反応・・したら・・
動けなくて、開いた目が相模から逸らせなくて・・

「愛様」
「はっ・・はぃ」
「私(わたくし)に、不始末・不手際があるのでお怒りなのですか?」
「へ?」
「最近の愛様は、行動が随分以前と変わられて・・私は・・相模は何をしてしまったのでしょうか?」
今にも泣きそう・・
そんなに傷ついた顔を見せる相模は初めてで、胸がもぅ、本当に苦しくなった

「さ・・がみ・・あな・・あなたのせいではないのよ・・ただ・・」
「何です?」
「・・ただ・・ひとりで色々としてみたくなったの・・相模に頼らずに」
「・・そんなこと・・私なしでは居られぬようになってくださればいいのに・・」

本気なのか、冗談なのか、相模の優しい笑みが目前で・・胸が苦しい・・

「わっわたしだって・・いつか結婚するかもしれないのよ?身の回りのことが出来なくてどうするのよ・・」
ようやくふっと目を外せた

「ついて行きます」
「は?」
「共に行きます」
「え??!」
「邪魔は致しません。ただ私は、生涯を愛様と共にある身です」
「自分の幸せも考えなさい」
「幸せですよ」
「そこまで雇われなくていいじゃない!」
「私は、雇われて愛様に仕えてはいませんよ?」
「は?」
「そういうことです。おきになさらず」
「いやっきになるでしょ!?」
「愛様・・到着いたしました」
「ちょっ・・相模!?待ちなさい!?

にっこり優しい笑顔で搭乗口に誘導され、仕方なくうやむやにされた・・ぶぅ~一体なんなの!?

てか本気なのかしら!?理解不能だわ

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