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犬カレ

第2章 犬カレ


あなたの部屋を出て
少し離れてから、あなたの部屋を見る

毎回毎回同じセリフにため息が出る

「引き止めてくれたら…」
私の小さなつぶやきは夜空に消えていった

もう一度大きなため息を吐く
「根性なし。」
あなたに対してなのか、
自分自身に対してなのか自分でもわからない

そんな私を見てるのは
優しく照らす満月だけだった


END

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