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続・捨て犬

第10章 がんばりたい

その日から
エミは少し
元気がなかった


バイトも行ってたし

帰って来る俺を
キスで出迎えてくれたし

誘えば
風呂も一緒に入る


でも

あきらかに元気はなかった


動物園で
いつもより沢山話していた
エミの口数は
少なくなってたんだ


確実に
目での会話が
増えていて

眠る時は
ひどく俺にすがりついて
離れようとしなかった

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