続・捨て犬
第11章 ゆっくりしても・・いいの?
しばらくすると
エミが
モゾモゾと動きはじめ
寝ぼけているのか
手で
俺を探している
あるで
あの日のように。
俺は
煙草の火を消して
急いでベットに上がり
エミを抱きしめ
「ここにいるよ」
と、声をかけた
「カズマ・・・」
「ん?」
「寝ちゃった・・」
「いいよ
疲れたんだろ?」
「・・・・」
「飯、食うか?」
エミは
黙ったまま
首を横にふった
「風呂、はいるか。
俺が洗ってやる」
エミを
ゆっくりと座らせ
部屋着を
ゆっくりと脱がすと
エミは
一枚脱がされるたびに
近寄ってきて
俺にすがるように
甘えた
俺は
そんなエミを
癒してやりながら
今日からしばらく
飯は俺の足の間で食うんだろうな…
なんて思っていた