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続・捨て犬

第1章 エミを食うから

今日は
俺の仕事納めの日

クリスマスプレゼントは
もう渡してしまったけど
前から予約していたお店で
外食する予定だ

今日も寒くてたまんねぇけど
エミのくれた
手袋を見るたび
俺はニヤつきながら
待ち合わせしてる
勤務先近くの駅に向かった


駅に着いて
ざっとエミを探す

まだ来てないみたいだな

エミから
連絡が入ってないか
俺は携帯を開いて
画面を覗いた

「カ、カズマ・・・」

え?…エミの声?

携帯から目をはなして
声の方に振り向くと


エミ…らしきエミが
うつむき加減で
立っていた


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