続・捨て犬
第1章 エミを食うから
「う、うわぁ.
エミど~したんだよっ
すっげぇ
可愛い・・」
俺の目の前には
俺が見たことのない服を着て
長いサラサラの髪を
ゆるくカールさせ
うっすらと化粧をしたエミが
立っていた
いや、ホントに
見せたいくらい
すっげぇ、かわいいんだってば!
「は、恥ずかしいから
カズマ・・・
もう、言わないで?」
エミは耳を真っ赤にして
俺に近づき
腕を組んできた
どうやら
近づいてれば
俺に
あんまり見られないって
思ってるみたいだ(笑)
俺は
そんなエミの顔を
無理やり覗き込んで
からかったあと
エミの耳元で囁いた
「キスしてぇ」