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続・捨て犬

第12章 違うと思う



季節はもう冬

萩原のパン屋も
忙しくなる季節だ



エミが
店先に出るようになって
そろそろ一か月


最初は
緊張が先に立って
うまくいかないようだったけど
最近は
落ち込むことも
少なくなってきた



とは言っても


それは
まだまだ
接客と言えるほどのものではなく
レジ打ちしている人の隣で
黙ってパンを詰めるという
作業なんだけど。




そんなある日


俺は
萩原のおばさんから
ある依頼をうけた


まぁ・・・

嫌な予感は
してたんだけどさ

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