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続・捨て犬

第12章 違うと思う

「カズマくん
クリスマスイブ
空いてる?」


あぁ・・・やっぱり


エミはクリスマスイブに
仕事に出ると決まってるから
俺が暇なことを
分かって言ってんだよなぁ

おばさん(苦笑)



「え?

どーか・・・しました?」



「やぁね~~
分かってるくせに!
あははは(笑)」


と、笑いながら
おばさんは
俺の肩をおもいきり叩いた


「いっ・・」


「カズマくんのサンタ
評判よかったから
今年もお願いしようと思ってね?」


「萩原はどーしたんすか」


「なんかね
彼女、できたらし~のよ~
ほら、そしたら
そっち行っちゃうじゃない?
もう当てにならなくってねぇ」



と、どこか
おばさんは
嬉しそうだった



「え?!
マジで彼女できたんっすか?」


「まだ、見たこと
ないんだけどねぇ(笑)

という訳で
カズマくん、よろしくね!」



「え?決定っすか~~」



「サンタでもなんでも
イブは店に来ておいた方が
いいと思うわよ~」


「え・・なんでですか?」


「最近ね・・・」


「はい」




「エミちゃん
モテモテだから」




「モ、モテ・・・・・

は、はぁ?!!」

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