続・捨て犬
第13章 なぁ、どっちだよ
「カズマくんに
見せたかったの」
おばさんは
相変わらず小さい声で
俺に話しかけた
「ちょっとね・・
仲良くなってんのよ
あの子たちとエミちゃん
エミちゃん
恥ずかしそうだけど
ニコニコしてるでしょ~?
それを
見せたかったのよ
あたし」
おばさん・・・
やばい
涙腺崩壊しそうな俺は
急いでサンタの帽子を
ちょっと下げて
いろんなことを
誤魔化した
しばらくすると
女子高生の1人が
カバンから何かを取り出し
エミに
それを手渡そうとしてる
それは
小さな小さな袋で
その袋には
小さな小さな
リボンがついていた
それを見ると
エミは
ちょっと困ったような
顔を見せ
目を泳がせていた
そして
その視線が
俺とぶつかった
いいんだ
受け取っていいんだよ
エミ
よかったじゃねーか
ちゃんと
お礼、言えよ?
そんな気持ちを込めて
俺は
エミに微笑みかけ
うんうんって
頭を縦に何度も振って見せた
見せたかったの」
おばさんは
相変わらず小さい声で
俺に話しかけた
「ちょっとね・・
仲良くなってんのよ
あの子たちとエミちゃん
エミちゃん
恥ずかしそうだけど
ニコニコしてるでしょ~?
それを
見せたかったのよ
あたし」
おばさん・・・
やばい
涙腺崩壊しそうな俺は
急いでサンタの帽子を
ちょっと下げて
いろんなことを
誤魔化した
しばらくすると
女子高生の1人が
カバンから何かを取り出し
エミに
それを手渡そうとしてる
それは
小さな小さな袋で
その袋には
小さな小さな
リボンがついていた
それを見ると
エミは
ちょっと困ったような
顔を見せ
目を泳がせていた
そして
その視線が
俺とぶつかった
いいんだ
受け取っていいんだよ
エミ
よかったじゃねーか
ちゃんと
お礼、言えよ?
そんな気持ちを込めて
俺は
エミに微笑みかけ
うんうんって
頭を縦に何度も振って見せた