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続・捨て犬

第13章 なぁ、どっちだよ

「すごく・・うれしい・・」



どっちが?



「きれい・・」



どっちがだよ



なぁ

エミは
ストラップとネックレス
どっち見て
言ってんだ?


なぁ、エミ


なぁ、どっちだよ



なんて
俺は言えなかった


ストラップに
嫉妬してることなんか
知られたくなかったし

指先で
時々ペンダントトップや
ストラップを触りながら
何度も何度も
微笑んでは俺を見る
幸せそうな
エミを見ていたら


ちっぽけな
嫉妬は
だんだんと
どうでもよくなってたし。


「クシュン・・」


「大丈夫か?」



「・・・ん・・」



あ・・・ごめん

パジャマのボタン
外したままだった(苦笑)


そして俺は

マフラー
巻いたまんまだった(笑)



「ケーキ・・・食うか?」


そう言って
俺はエミに
優しいキスをした


「・・・・」



「ケーキ食いたい?
ちゅっ・・エミ」



食べたくないって
言えよ、エミ


俺は
柔らかな膨らみに
そっと触れながら

もう一度
キスをした


「・・・・」


ケーキなんか
どうでもいいだろ?

って思いながら


「布団・・入ろっか」



「・・ん・・」


その時のエミの目は

ちょっと


エロくなっていた



・・・悪くねぇ

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