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続・捨て犬

第13章 なぁ、どっちだよ

そして翌朝



・・眠い・・・


当り前だ


ケーキ売って
セックスして
いったい
俺は何時に寝たんだか・・


重い瞼を
うっすらと開いて
エミの
様子をうかがうと

エミは
目を覚ましてるみたいで
携帯をいじっていた


なんだよ
俺のこと
ほったらかしで
携帯とか・・・


気にいらね~~


俺はもう一度
重い瞼をまた閉じて
携帯を邪魔するように
エミに抱きついた



「あ・・起きた?」



「ん・・起きた」



「おはよう」




「ん・・・おはよ

・・・よいしょっ」


そう言って
エミの上に身体を重ねて
目を開けると


俺の目の前には・・・携帯。



「なんだよエミ
朝から携帯ばっか
いじってさぁ・・」


ふてくされて
俺がエミの
携帯を取り上げると

エミは
クスクスと笑った



ん?



「なんでおかしいんだよ。
何やってたんだ?
朝から・・・」



そう言いながら
エミの携帯を見ると





可愛いエミと

変なサンタが




うれしそうに

待ち受け画面に

なっていた





・・・・悪くねぇ。



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