テキストサイズ

続・捨て犬

第14章 あたり



連れて帰ってやるっつっても


背の高い萩原に
俺が肩を抱かれてる?
みたいな

なんとも
カッコ悪い感じで
俺と萩原は
商店街を歩いた



「なんでお前
そんな荒れてんだよ

彼女変わることくらい
お前なんてことねーだろ?」



いつもなら
知らない間に
新しい彼女をつれてる
こともある萩原なのに

なんだか今回は

妙に
荒れてたんだ




「いい娘・・だったし」




え?




「いい娘って

お前・・」





「かぁちゃんも

・・・気にいってた」




マジか・・・


クリスマスんとき

萩原が彼女と
別れる方に
賭けると言いながら
なんだか
うれしそうにしていた
萩原の
おばさんの顔が
浮かんだ



萩原には
珍しく

結婚でも意識した
彼女だったんだろうか・・

ストーリーメニュー

TOPTOPへ