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続・捨て犬

第14章 あたり



「エミ?」



「なに?」



「パン・・食う?」



「パン?」



「萩原のパン食いてぇな」





「うんっ」




エミが
笑うから

救われる



エミが
笑うから

みんな



優しくしてくれる



エミに
笑って欲しいから



頑張れる









顔を
合わせ辛いはずの
萩原のおばさんに

俺は妙に
会いたくなった



何も
話すことはできないけど


結局
裏切ってる感じ
あるけど





でも




おばさんに
助けられてると
俺は
いつも
思ってて



いつも

見てくれていると




勝手に思ってて




親にも
言えなかったこと








心の中で
相談してるんだ




心の中

だけだけど











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