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続・捨て犬

第14章 あたり


萩原は
黙ったまま

酒も飲まずに



ぐるぐると
何かを
考えてるみたいだった




「エミがな」




「・・・・」







「エミが言ってたぞ


離れたくないんなら

仲直りできるって




彼女がさ

お前のこと
本当に嫌いになってたら
どうにもならねーけど


とりあえず

なんで
浮気認めたのか
説明してさ


お前が
離れたくないって気持ち
ちゃんと伝えてさ


そんで
だめだったら


お前も

グダグダ
引きずらないで
すむんじゃねーの?」






「・・・・

言えっかな・・」






「らしくねーな


しゃべりが
上手くて
モテるくせにさ」






「(苦笑)

・・・だな


なんか
らしくねーんだわ


俺」









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