テキストサイズ

続・捨て犬

第16章 いくつ?



式が終わって
招待客は
沢山の花びらを
握らされ

教会の外の
階段に整列すると

いつものように
ヘラヘラと笑う萩原と
ステキな久保木さんが
階段を降りはじめた



階段の
下の方で待っていた
俺たちの目の前で

花びらは
どんどん2人に
まかれ

その何色もの花びらは
風に舞いながら
二人に降り注がれた


「きれい・・」


思わず
エミも言葉を漏らすほど

本当に綺麗で

幸せそうだ


「そうだな・・

ほら、もうすぐ来るから
そしたら
花びら投げるんだぞ?」



「うんっ」








ストーリーメニュー

TOPTOPへ