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続・捨て犬

第3章 近っ。



しばらくすると
由香ちゃんの鳴き声は
静かになり

エミは
抱きしめていた腕を
ほどいた


そしてエミは
テーブルの上の皿を
由香ちゃんの方へ
すーっと寄せて

「食べて・・・
あったかくなるから・・」

って言ったんだ





その皿にのっていたのは



エミがにぎった

おにぎりだった








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