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約束の16時が近くなり
なんだか
そわそわしてるエミを連れて
カフェに向かう


そよぐ風が
なんだか気持ちいい

身体まで
軽い

空は青く高く
ずっとずっと
色んなことを悩んでた
昨日までと
なんだか違う世界にさえ思える


エミも
そんな風に
思ってんだろうか…


気づかれないように
そっと
エミを横目で見ると

エミも
心地よさそうに
風で髪をなびかせながら
視線を空に向けていた


鎖は
簡単には取れねぇ


けど


俺の想像の中の鎖は
前に思ってたのよりも
うんと細く
すぐにちぎれてしまいそうな
ボロボロの鎖に
変わっていた