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続・捨て犬

第6章 ごめんな……エミ

思わず
言葉を失ってしまった

パパって…卑劣な父親のこと


だよな



「………」




「でも・・ちがう」




「意味・・わかんねぇ」




「ちがう

カズマは、愛してるから」





「何言ってるんだよ

俺のどこが
お前の父親と
似てるんだよ!」








「ずっと・・





ずっと部屋の中で



セックスだけ・・」










嘘だろ・・・






その瞬間

俺の身体が

わけのわからない

重力を感じた




もう

立ち上がることが
できないような




そんな

重力




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