ずっと好きって
第2章 修学旅行
その後はお風呂だ。
後がつまっているため、私たちが入れる時間が決まっている。
ななんと、15分‼
15分で脱いで頭洗って、体洗って、湯船つかって、顔洗って出て、服着る?
うん、無理だね。
でも、ちゃんと時間を測る先生がいる…!
卑怯な大人は嫌だなぁ‼
なんとか時間内に終わらせたけど、髪が長い私は髪の毛を洗うのに時間がかかりすぎて…
お湯の中で、みんなでキャッキャッできなかった…残念だよほんと。
女子が女湯の部屋から出ると、男子もちょうど男湯の部屋から出てきた。
…うわ…なんか、男子の濡れた姿って、新鮮な感じでちょこっとエロいかも…
チラチラ男子を見ていると、裕太と目が合う。
な、なぜこっちに来る⁉
近づいた裕太は、私の耳に両手をあてて顔を耳に近づけた。
「夜さ、部屋来れそう?」
黙って裕太の耳に手をつける。
「たぶん無理。先生たちがウロウロしてて、部屋に入ってくるから。」
それだけ言うと、裕太はわかったとだけ言って男子の中に入っていった。