テキストサイズ

ずっと好きって

第4章 こんな自分が…



それから、まゆのことを応援するようになった。

表向きは…。


何度も諦めようって思ったけど、どうしても、裕太のことが頭に浮かんでしまった。

どんな時でも。


授業の時も給食の時も。

朝の出席確認の時、『浪 裕太』と先生が言うのを聞くだけでも、心が脈をうつ。

そのあとに裕太の『はい。』というたった2文字で、なんだか幸せな気分になった。


こんなこと、誰にも言えない。


恥ずかしくて、みじめで…誰にも言えないよ!


だからこそ、1人で裕太のことを考えていられる。

それがいいのか悪いのかはよくわからないけど、今はこれで十分だ。



「裕太ぁ~」

「んー?どしたぁ?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ