最後の、恋
第1章 1 あたしのいとこ
「ねねちゃーん、おめ…」
「ねねじゃないしっ!
その呼び方いい加減
止めてよっ!
高校でその呼び方したら
飛び蹴りするから、
ほんっとにするからね!」
「わかったって~(笑)
玲、怖いよー。
兄ちゃんに優しくしてやっ
泣いちゃうよー(笑)」
「はいはい、
玲って呼べばしないから
安心して。」
あたしは鳴海玲(なるみ れい)
身長155センチ、体重不明、
茶色っぽいショート髪。
今日高校の前期合格発表がありなんとか第一希望に
合格することができた。
寒い中、電車で見に行くと
人の多さにびっくりした。
そして人混みの苦手なあたしはげっそりして帰ってきた。
…にも関わらず
家につくとうるさいあいつが
来てた。
しょっちゅうこんな
口喧嘩をするこいつが
あたしのお母さんのお姉ちゃんの子供で
いわゆるあたしのいとこ。
桐山律(きりやま りつ)