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最後の、恋

第2章 2 高校生活のスタート



クラスに戻り
担任が教卓で自己紹介を
始めた。


名前は仁井田一(にいだはじめ)
歳は26、身長178(自称)

「まぁ、兄貴みたいな感じ
頼ってな!
とりあえず楽しいクラスに
したいと思う!
ってなわけでみんなの自己紹介
と行こうか。
じゃ名簿はじめからー!」



一番の子が自己紹介を始めた。



ふと気がつくと
叶栄まで順番が来ていた。

「鳴海玲です。南中出身です。
よろしくお願いします。」


あっさりと自分の番を済ませ
また"無"になる。

叶栄以外まだ覚えてないが
なんとかなるだろう
くらいにしか
考えてなかった。




長めのHRが終わり
やっと帰れる時間になった。

するとまず叶栄が
「玲ちゃんアド教えてー!」

と言ってきたので
交換すると
つられて回りも言ってきたので
結局クラスのほとんどと
交換するはめになった。




あーあ(笑)



他人に期待なんてしないあたしは呆然とアドレス帳をみて
鼻で笑った。


玄関に着くと
律兄と秋斗が待ってた。


「おつー!俺の声届いたっ?」

「え、知りませんけど。」

「嘘だぁ!じゃ今度は…」
「バカもここまでくると
殺気が湧いてくる。」

「うそぉー(泣)生かしてぇー」

「おい、じゃれてねぇで帰るぞ。」




いうまでもなく
秋斗と言い合いしながらの
帰宅となったわけで…。






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