ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・
第15章 ホラー研究会『隆明』の場合・・・
泣きながら抱かれた。
何時間身体を重ねていたんだろう。
何度イったんだろう・・・。
腰が立たなくなるほど何度も奥まで突かれ、何度も虎のモノを注がれた。
重たい瞼を開けてみるとやはり視界がぼやけていた。
隣に体温を感じて、虎がまだねているんだろうと思った。
虎が寝ている間に・・・
帰ろう。
隆明はベッドの下をまさぐり眼鏡を探す。
なんとか眼鏡を探し当て、装着を果たすとゆっくりと虎の方を向いた。
寝ている虎の横に座り最後の別れをする。
サラサラの茶色い髪を愛おしそうに撫で、静かに口づける。
初めてするキス。
柔らかい虎の唇。
あたたかい体温。
これで最後なんだと思うと
また涙が零れた。
「虎・・・
好きだよ・・・。」
ずっと言えなかった。
今なら言える。
寝ている虎にならあっさりと言えてしまう。
ギシッ
名残惜しそうに隆明はベッドから立ち上がった。
瞬間―――――
ガシッと腕を掴まれる。
寝ていたであろう虎の腕が布団の中から伸びてきたのだ。
「本当?」
「と、虎・・・!!!」
「先輩・・今の本当?」
「なっ・・なんの事だよ・・・」
「好きだって・・・
言ってくれましたよね?今・・」
全部・・・聞かれてた?
「キスも・・・してくれた。」
一気に赤面する隆明の顔を
虎は迷いなく胸に引き寄せる。
虎の心臓の音が聞こえる。
虎の・・・
匂いが・・・。
「嬉しいです・・・俺。」
「へ?」
「俺も・・・好きですよ・・・
榊先輩の事・・・」
「嘘つくな!」
「??
なんで嘘だと思うんですか?」
「だって・・・お前・・・
一度も・・・
キスしなかった・・・」